ケーキコム
生菓子と焼菓子は常時何種類置かれていますか?

杉岡シェフ
生菓子は常時35種類です。焼き菓子は常時40種類ですね。

ケーキコム
季節のお菓子でおすすめのお菓子は?

杉岡シェフ
春は「さくら」を使った器の中で桜餅をイメージしたお菓子です。
夏は「桃」です。桃をダイナミックに使ったお菓子。
秋は栗です。
栗は熊本の宇土から取り寄せています。
裏ごしして、ペーストしていろんなお菓子に使っています。
9月の中旬から11月末までです。
冬から春までは苺がメインですね。

ケーキコム
セゾンさんのお店の中は季節感がありますけど、どなたがディスプレーをされているんですか?

杉岡シェフ
私が中心になってしてます。お店の名前がセゾンだから四季を大切にしています。
お店に入った時に季節を感じるような店内、ショーケースの中のケーキも季節のフルーツをふんだんに使っています。

ケーキコム
お菓子作りのこだわりとか?

杉岡シェフ
うちは手作りというものにこだわりを持っていますね。
すべて、一から作ります。
洋菓子屋ですけど、和菓子風のお菓子も食べてみたいかなと、ひとつのアイテムで饅頭も作っております。
その裏には生産効率というものがありますけど、お客様が食べてみたいものを作るという発想もあっていいかなと思います。

ケーキコム
原材料の高騰とか大変じゃないでしょうか?

杉岡シェフ
そうですね。
多少は上がっても仕方ないと思うんですけど、包材とかそのまま掛かるわけでしょう。
今更、商品に転化してお客様から頂くわけにはいかないですからね。
それよりも、お客様に対してどう商品をアピールしていくかの方が大切ですね。

ケーキコム
セゾンさんのお菓子のパッケージには地名をよく使われていますけど。

杉岡シェフ
そうですね。
八木山だとか、ぼた山とか、嘉穂劇場であったり飯塚は昔からお菓子の街でしたから、飯塚の地名は是非、入れたいと思っていました。

ケーキコム
結構ウエディングケーキとかデコレーションケーキが多いですね。

杉岡シェフ
うちは見本がないからです。
お客様が言われることを出来るだけ可能にしてあげるという事です。

たとえば、ケーキの上にサーフボードを作ってくれなど、あと、キャラクターがピアノを弾いている所とかいろんな注文がありますね。
できるだけ、お応えするようにしています。

ウエディングのご注文の時にはまず、お客様のイメージをしっかりお伺いし、その後こちらからのご提案をいたします。
その中の話し合いの中でデザイン性が決まってきます。

販売の方にも私は何でも作るからって言ってます。ただ、作らないのは人の顔です。
誕生日にしてもケーキをカットするわけですからね。

ウエディングケーキは式場でケーキ入刀の後に私がほとんどカットします。
エリアの基本はありません。遠方の方ならまず、どうすれば可能か考えます。
そこから始まります。
予約は、一ヶ月くらい前からもらえれば予定が立て易いですね。
引き菓子も一ヶ月くらい前から予約を頂けましたらご準備できます。
まずはご相談ください。

ケーキコム
セゾンさんの販売の方の接客がすばらしいですね。
どなたか指導されているんでしょうか?

杉岡シェフ
いや、これは代々先輩が後輩に指導しています。
こちらからはあまり言いません。
ただ言っているのは自分がされて心地よいと思うことをしてあげなさいとは言っています。
後輩も先輩のやり方を見よう見まねで、先輩もきちっと指導をしてくれています。

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